お知らせ(2009年度掲載分)

■カマン・カレホユック考古学博物館展示準備作業開始 (22/Mar./2010)

カマン・カレホユック考古学博物館は、日本の外務省ODAによって2008年に建設、2009年4月にトルコ共和国文化・観光省へ引き渡されました。この博物館には、1985年以来、中近東文化センターが発掘調査を行ってきているカマン・カレホユック遺跡から出土した遺物が展示されることになっております。展示作業はトルコ側が行うことになっていますが、基本展示プラン、展示ケース、パネル、博物館収蔵庫の遺物収納ケース等は、在トルコ日本大使館、日本国際交流基金が派遣して下さった展示専門家の永金氏の全面的なご指導を受けながら、中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所がトルコ側に全面的に協力する形で進めているところです。展示ケース、遺物収納ケース等はアンカラにある工房で盛んに製作中で遅くとも5月初旬には完成し、7月10日に博物館開館式典を行う予定です。

博物館春2010 (1) 博物館春2010 (2) 博物館春2010 (3) 博物館春2010 (4)
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■三笠宮記念庭園は春を迎えました (22/Mar./2010)

1991年に建設が開始され、1993年に一般公開されました三笠宮記念庭園は、毎年、多くの訪問者で賑わっています。三笠宮庭園は、4月1日から10月31日まで公開されていますが、今シーズンは庭園の側に建設されたカマン・カレホユック考古学博物館も7月10日(土)にオープンの予定ですので、大にぎわいになるのではないかと予想しています。1993年9月の開園以来、地元の協力を受けながら維持、管理しており、最近ではトルコの遠隔地、あるいは欧米からの訪問者も増加しています。

4月中旬から下旬にかけて庭園のソメイヨシノは満開になりますが、それに先駆けて杏等が開花し始めたところです。長いアナトリア高原の冬が終わりやっと三笠宮記念庭園にも待ちに待った春がやってまいりました。

庭園春2010 (1) 庭園春2010 (2) 庭園春2010 (3)
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■アナトリア文明博物館(アンカラ)で所長の大村幸弘が講演会を行います (7/Mar./2010)

所長の大村幸弘が、アナトリア文明博物館(アンカラ)で「カマン・カレホユックにおける暗黒時代」に関する講演会を行ないます。

IId層彩文土器

第IId層出土彩文土器(暗黒時代)

日時:2010年3月11日(木) 午後 3時30分より

場所:アナトリア文明博物館(アンカラ)

題目:「カマン・カレホユックにおける暗黒時代(Dark Age in Kaman-Kalehöyük)」

内容:『アナトリア考古学研究所は、現在、中央アナトリアのカマン・カレホユック遺跡で考古学的発掘調査を行っています。1986〜2009年までの調査で、これまでアナトリア考古学で言われていた「暗黒時代」(初期鉄器時代)は、決して文化的、歴史的にも取るに足らない時代ではなく、かなり高度な文化があることが明らかになりました。カマン・カマンホユック第IId層が「暗黒時代」の時期にあたりますが、この文化層から彩文土器、青銅製品をはじめ数多くの遺物が確認されています。講演会では、この文化が果たして中央アナトリア独自の文化なのか、あるいは別の地域から入り込んできた文化なのかについて論じてみたいと思います。』



■トルコ共和国のジェヴデット・ユルマズ国務大臣が日本から送られてきた桜の苗木を植樹 (25/Jan./2010)

『トルコにおける日本年』に合わせ、先日、「国際協力アカデミー(AICAT)」主催、「国際交流基金」の助成を基に「財団法人 日本花の会」、「ダイキン工業株式会社」、「株式会社 キーペックス」などからの賛助で1000本の桜の苗木がトルコへ贈呈されました。その中からカマン・カレホユック考古学博物館、アナトリア考古学研究所へ50本が送られてきました。『花笠』と言う八重桜の一種です。1月20日、トルコ共和国のジェヴデット・ユルマズ国務大臣がカマン・カレホユック考古学博物館、三笠宮記念庭園、アナトリア考古学研究所を視察、その際に庭園、博物館の入り口に桜の苗木の植樹を行なって頂きました。3年後には桜の花を観賞出来るのではないかと期待しています。

桜の苗木植樹 (1) 桜の苗木植樹 (2) 桜の苗木植樹 (3)
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■2009年度トルコ調査報告会・第20回トルコ調査研究会のお知らせ (24/Jan./2010)

中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所では、2009年度に行った調査の詳細な報告とそれに関わる研究成果の発表を、2010年4月3日(土)、4日(日)に行います。

また、3日(土)の報告会では、ヒッタイト帝国の都ボアズキョイ遺跡の発掘隊長で、イスタンブル・ドイツ考古学研究所のアンドレアス・シャハナー氏をお招きし、「ボアズキョイ/ハットゥシャ遺跡発掘の最新成果―アナトリアの小国から世界帝国へ―」と題してお話し頂きます。

プログラムの詳細等が決まりましたら、順次ホームページにてお知らせします。

申し込みは、3月上旬からの予定となっております。ホームページからも申し込みができるようになりますので、ご利用下さい。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


■『語る会』(2010年1月31日)のお知らせ (18/Jan./2010)

所長の大村幸弘が『語る会』で語りますのでご案内致します。

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三笠宮記念図書館を掘る 第54回 「発掘と解読の物語」展『語る会』ー次世代に語り継ぐものー
「大村幸弘が語るトロイの世界 −シュリーマンと一枚の挿絵−」
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日時:2010年1月31日(日)午後2時30分〜3時30分
語り手:大村幸弘(中近東文化センター・アナトリア考古学研究所 所長)
場所:中近東文化センター附属博物館ロビー・企画展示室
主催:(財)中近東文化センター附属三笠宮記念図書館

子供の時に目にした一枚の挿絵がシュリーマンの一生を決めたと言われています。その挿絵にはトロイ城の炎上、そしてスカイア門から脱出するアイエネスが描かれていました。トロイ戦争はホメロスの叙事詩『イリアス』の中心テーマでしたが、19世紀、この戦争が史実であるとは誰一人として思ってもおりませんでした。しかし、その挿絵は史実に則っていなければ描くことは無理だとシュリーマンは考えたのです。実業の世界で大成功を収めた後、幼少の時に描いた夢を実現するために48歳の時に考古学の世界に入り、1873年の5月にはついに念願のトロイを発見しました。

▼(財)中近東文化センター附属三笠宮記念図書館ホームページ
http://www.meccj.or.jp/web-content/main_frame.html


■『語る会』(2010年1月23日)のお知らせ (11/Jan./2010)

研究員の吉田大輔が『語る会』で語りますのでご案内致します。

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三笠宮記念図書館を掘る 第53回 「発掘と解読の物語」展『語る会』ー次世代に語り継ぐものー
「吉田大輔が語るここがヒッタイトの都だ! −ヴィンクラーのボアズキョイ発掘−」
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日時:2010年1月23日(土)午後2時30分〜3時30分
語り手:吉田大輔(中近東文化センター・アナトリア考古学研究所研究員)
場所:中近東文化センター附属博物館ロビー・企画展示室
主催:(財)中近東文化センター附属三笠宮記念図書館

今から100年余り前の1906年夏、ドイツのアッシリア学者フーゴー・ヴィンクラー(1863–1913年)は、中央アナトリア北部のボアズキョイの遺跡の発掘に着手しました。その成果たるや、ヴィンクラーをして「全ての私の人生体験は無となってしまった」と告白させるほど、あらゆる期待をこえる画期的なものでした。王宮、神殿の文書庫から夥しい数の粘土板文書が出土し、ヴィンクラーは、ボアズキョイの遺跡こそかつてエジプトと古代オリエント世界の覇を争った強国ヒッタイトの都ハットゥシャであることを突き止めたのでした。
ここではヴィンクラーの遺稿断片『ボアズキョイへ』を中心に、その発掘の物語を紐解いてみたいと思います。

❖次回予告/  第54回 1月31日(日)14:30〜15:30
大村幸弘が語る「シュリーマンと一枚の挿絵」
*日程、内容等変更になる場合もございます。

▼(財)中近東文化センター附属三笠宮記念図書館ホームページ
http://www.meccj.or.jp/web-content/main_frame.html


■NHKラジオ深夜便出演情報(2010年1月7日)のお知らせ (7/Jan./2010)

研究員の吉田大輔が下記日時、NHKラジオ深夜便に出演しますのでご案内致します。当日は、ヒッタイトの文字に魅せられた経緯、古代文字解読の醍醐味とともに、古代オリエントを今に甦らせた歴史上の人物たちについて語ります。

日時:2010年1月7日(木)午前1時〜2時 「古代文明の謎に挑む」
ラジオ局:NHKラジオ第一
番組名:「ラジオ深夜便」 午後11時から午前5時まで放送

▼ラジオ深夜便番組表
http://www.nhk.or.jp/r1/shinya/


■三笠宮記念庭園ボランティア募集のお知らせ (26/Nov./2009)

中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所には、1993年9月にオープンした三笠宮記念庭園(日本庭園)があり、年間3万人を超すトルコ、日本、欧米の来園者で賑わっています。この庭園は1990年に工事を開始、日本からモミジ、ソメイヨシノ、トルコ国内から百種類以上の樹木を運び約4年をかけて完成したものです。4月下旬にはソメイヨシノが満開、10月下旬から11月初旬にかけてカエデ、モミジなどが紅葉し地元の人々、観光客を多いに楽しませています。 三笠宮記念庭園はアナトリア考古学研究所が維持管理をしておりますが、これまでも樹木の剪定だけはその道の方々にお願いして参りました。来シーズン、5月から10月にかけて2週間ぐらいの単位で剪定作業をして下さるボランティアを募集しております。ご興味のある方は是非下記までご連絡下さい。お待ちしております。

期間:2010年5月〜10月までの2週間〜1ヶ月ほど(応相談)
募集人数:若干名
募集期限:2009年12月5日(日)
問い合わせ先:アナトリア考古学研究所 電話:0422-32-7665(※10:00〜17:00/月木休日)

三笠宮記念庭園 2009年秋その2 (1) 三笠宮記念庭園 2009年秋その2 (2)
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■カマン・カレホユック遺跡(2009年7月初旬現地取材)がユーキャンのDVDで紹介されます (12/Nov./2009)

来春ユーキャンより、『世界の古代遺跡 全8巻』(DVD)が発売されます。このDVDには、今年(2009年)7月に取材を受けたカマン・カレホユック遺跡の発掘の様子や、関係者へのインタビューなどが収録されています。
カマン・カレホユック遺跡から出土した、確認された中では世界最古の鋼も紹介されています。
詳細はユーキャンまでお問い合わせ下さい。

作品名:『世界の古代遺跡 全8巻』第4巻 東西文明の十字路(レバノン/ヨルダン/シリア/トルコ)
企画・販売:株式会社 ユーキャン
03−3378−0770 ユーキャン お客様サービスセンター

▼ユーキャンのホームページ
http://www.u-canshop.jp/
※ユーキャンのHPには来年春以降掲載の予定


■アナトリア考古学研究所建設工事終了のお知らせ (11/Oct./2009)

アナトリア考古学研究所建設工事(設計-石本建築事務所、管理−鹿島建設株式会社、施工-アヌ建設株式会社)で最後まで残っておりました居住棟内装工事が9月3日で終了しました。研究所建設工事は2004年7月に開始しておりますので、約5年と2ヶ月で総ての工事を完了した事になります。関係各位に心からお礼を申し上げます。

アナトリア考古学研究所 居住棟 (1) アナトリア考古学研究所 居住棟 (2) アナトリア考古学研究所 居住棟 (3)
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■アナトリア考古学研究所三笠宮記念庭園から紅葉情報のお知らせ (10/Oct./2009)

1993年に開園した三笠宮記念庭園は、10月末まで一般公開されていますが、ここ数日の早朝の寒さで庭園のモミジ、ソメイヨシノが紅葉し始めました。今シーズンは庭園の一部補修工事があったにも関わらず8月の土、日には連日数百人を超す来園者で賑わいました。

三笠宮記念庭園 2009年秋 (1) 三笠宮記念庭園 2009年秋 (2) 三笠宮記念庭園 2009年秋 (3)
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■三笠宮記念庭園改修工事終了のお知らせ (31/Aug./2009)

三笠宮記念庭園の池の漏水を止める作業が6月末から開始され、8月25日に終了しました。1993年に一般公開された三笠宮記念庭園は、毎年約3万を超す訪問客があります。庭園の北側には、日本のODAによってカマン・カレホユック考古学博物館(4月8日トルコ側へ引き渡し)が完成したこともあり、土、日等の休日は例年以上に三笠宮記念庭園は大いに賑わっています。7月、8月の工事中には訪問客にご迷惑をお掛けしておりましたが、漏水止め作業も完了し、上の池へ貯水が始まり滝もご覧頂ける様になりました。8月中旬に入り、早朝、7〜8度に気温が下がり庭園の一部には紅葉も見られる様になっています。

三笠宮記念庭園 2009年改修工事 (1) 三笠宮記念庭園 2009年改修工事 (2) 三笠宮記念庭園 2009年改修工事 (3) 三笠宮記念庭園 2009年改修工事 (4) 三笠宮記念庭園 2009年改修工事 (5) 三笠宮記念庭園 2009年改修工事 (6)
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■第24次カマン・カレホユック発掘調査終了のお知らせ (29/Aug./2009)

6月28日に開始した第24次カマン・カレホユック発掘調査は、8月29日に終了しました。今シーズンは、南区で鉄器時代を中心に発掘調査を進めました。特に、これまでアナトリア考古学で言われていた『暗黒時代』、前12世紀から前8世紀までの文化層の調査を進めました。調査に関する詳細な報告は、9月中にホームページに掲載する予定です。


■三鷹ネットワーク大学講座「アストロノミー・パブ ー 考古学と天文学」のお知らせ (29/Aug./2009)

9月19日(土)、三鷹ネットワーク大学講座「アストロノミー・パブ ー 考古学と天文学」において、前国立天文台長である海部宣男先生と当研究所長大村幸弘が、座談会を行います。詳しくは、三鷹ネットワーク大学HPをご覧下さい。

https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/B0950503.php


■アナトリア考古学研究所建設のお知らせ (30/Jul./2009)

2004年に建設が始まったアナトリア考古学研究所は、2005年9月に総ての躯体工事と研究棟、2007年9月には会議・図書館棟、収蔵庫棟が完成しました。建設工事の中で最後まで残っていた居住棟内装工事は、今年の4月初旬に開始、8月下旬から9月上旬には完了することになっております。この居住棟内装工事が終了することによって、2004年7月に開始したアナトリア考古学研究所建設工事は総て完了することになります。

居住棟外観 居住棟内部

(左)居住棟外観 (右)居住棟内部


■第24次カマン・カレホユック発掘調査開始 (12/Jul./2009)

第24次カマン・カレホユック発掘調査は、6月28日(日)、トルコ文化・観光省の査察官がキャンプに到着、6月29日(月)、本格的に開始しました。今シーズンは、北区で『文化編年の構築』、南区『鉄器時代集落址の形態変遷過程の解明』を調査目的とし、特に、南区では2006〜2008年にかけて調査を行った前9〜8世紀、第IIc層の建築遺構に焦点を合わせて発掘を行っています。第IIc層独特の半地下式遺構をはじめとして、次々と建築遺構が顔を出し始めています。7月中旬からは、昨年北区に設置したXXXV、XXXVI区での発掘調査を開始する予定です。

南区保護屋根取り外し作業 南区発掘風景 南区炭化木材の保存処理作業 南区半地下式遺構発掘風景
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■アナトリア考古学研究所の図書館が開館します (26/Jun./2009)

2007年に完成した新図書館に図書を移動致しました。アナトリア考古学研究所は、2010年4月より、故A.カメンフーバー教授寄贈図書を含むアナトリアおよびオリエントの考古学、文献学を中心とする所蔵図書を公開する予定です。

図書館内

図書館内


■第31回国際発掘、一般調査、分析化学シンポジウム (2/Jun./2009)

The 31st International Symposium of Excavations, Surveys and Archaeometry / 第31回国際発掘、一般調査、分析化学シンポジウム※が、2008年5月25日〜29日、トルコ共和国のデニズリで開催されました。今年のシンポジウムでは、発掘171件、一般調査96件、分析化学45件、博物館による発掘調査27件の研究発表(計339件)がそれぞれのセクションに分かれて行われ、活発に討論されました。

アナトリア考古学研究所からは、大村幸弘が第23次カマン・カレホユック発掘調査、大村正子がヤッスホユック採集の土器、松村公仁がビュクリュカレの予備調査の発表を行いました。

※このシンポジウムは、トルコ国内で行われている調査研究の一年間の成果を報告する学会で、毎年トルコの各地で開催されています。

松村公仁ビュクリュカレの予備調査発表 シンポジウム会場の様子

(左)松村公仁ビュクリュカレの予備調査発表 (右)シンポジウム会場の様子


■アナトリア考古学研究所三笠宮記念庭園から桜開花情報 (19/Apr./2009)

アナトリア考古学研究所に隣接する三笠宮記念庭園(1993年9月開園)のソメイヨシノが満開になりました。開園以来多くの来訪者で賑わっている庭園ですが、今シーズンも6月1日から10月末まで一般公開される予定です。

三笠宮記念庭園 2009年春 (1) 三笠宮記念庭園 2009年春 (2) 三笠宮記念庭園 2009年春 (3)
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■『大村幸弘が語る「ヒッタイトの鉄」の世界』のご案内 (16/Apr./2009)

5月3日(日)14時30分より、三笠宮記念図書館主催『語る会』にて、大村幸弘所長が「ヒッタイトの鉄」の世界を語ります。是非ご参加下さい.

詳細は中近東文化センター附属三笠宮記念図書館ホームページをご覧下さい.また,語る会のチラシはこちらからダウンロードできます.


■カマン・カレホユック考古学博物館引き渡し式 (14/Apr./2009)

日本の外務省による一般文化無償資金協力(ODA)のもと、トルコ政府によるカマン・カレホユック考古学博物館建設は、2008年4月25日に開始、12月末に終了しました(設計/株式会社石本建築事務所、 建設/鹿島建設株式会社)。

4月8日、トルコ文化・観光省エルトゥール・ギュナイ大臣へ田中信明特命全権大使から博物館の引き渡しが行なわれました。式典には400名を超す参列者が集まり、トルコのマスコミでも数多く取り上げられました。博物館の展示に関しては、2009年5月よりトルコの文化・観光省、アナトリア考古学研究所が共同で行ない、来年の7月初旬に開館する予定です。

田中大使から鍵を大臣に引き渡す 大村所長による説明

(左)田中大使から鍵をギュナイ大臣に引き渡す (右)大村所長による説明

エントランスに集う出席者 多数の出席者やメディア

(左)博物館のエントランスに集う出席者 (右)多数の出席者やメディア