第23回トルコ調査研究会のご案内

— カマン・カレホユック鉄資料の分析結果とその解釈 —

(財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所は、トルコ共和国のほぼ中央部に位置するカマン・カレホユック遺跡において、1985年以来発掘調査を継続行って参りました。この発掘調査の主目的は『中央アナトリアにおける文化編年の再構築』です。この『文化編年の再構築』作業の過程で、幾つもの問題点が浮上してきております。その中の一つが鉄の生産、使用開始時期に関するものです。古代中近東世界の鉄器時代は、ヒッタイト帝国が終焉を迎えた紀元前12世紀前半以降に始まったといわれています。しかし、カマン・カレホユック遺跡では、鉄生産の占有によって東地中海世界の一翼を担ったヒッタイト帝国時代の層位およびそれ以前の層位からも鉄資料が出土しています。また、これまで出土した資料の分析結果から、紀元前2千年紀における『鋼』の存在も指摘されています。

今回の研究会は、2012年にカマン・カレホユック遺跡から出土した鉄資料の分析結果をもとに、鉄生産の開始時期などについて再考察を試みるものです。  

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


プログラムはこちらをご覧下さい.調査研究会(16日)


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学内案内図

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